KUNO Takashi

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2012年 08月 01日

「かたち」と「気」の展覧会

台風が接近しているせいだろうか、どこか夏の終わり頃のような空模様であった。
今日は京都近美の「KATAGAMI Style」展とカホ・ギャラリーの下保昭 水墨画展を拝見してきました。
どちらも静かに私の五感に染み込み、前へと踏み込む刺激をいただきました。

「KATAGAMI Style」展では職人の手仕事が作り出す文様の魅力と、
それが人から人へ其々の文化に吸収され展開していくおもしろさに堪能。
観覧者が割と少なく、作品の前で関係ない話しをするような人もなく
ほんとうにこの展覧会に共感された方ばかりのようであったので
会場の空間も心地よくゆっくりと観ることができました。
冷房がとても効きすぎて寒むかったのが辛かったが…。
常設の日本画コーナーでは麦僊の蓮のスケッチなど夏をテーマとした風景や花鳥画が並び
こちらもとても見応えがありました。

カホ・ギャラリーの下保昭 水墨画展は日本の名瀑と硯。
小さな瀑布の作品ではありますが引き込まれてしまいます。
かって沢登りで黒部の谷や屋久島の谷など
滝を越え遡行した時に感じた皮膚から毛穴から全身から染み込んでくる瀑布(自然の気)の記憶が呼び起こされます。
私も身体に記憶する山の気配をかたちにしていかなければならないと感じた展覧会でした。




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by kunohan | 2012-08-01 20:51 | 雑感


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