KUNO Takashi

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2015年 02月 10日

愛宕の大絵馬


先日の新橋での個展が終了しました。足運びご覧くだすった皆様にはいつもながらもありがたく感謝するばかりです。
心よりお礼申し上げます。 (一部の作品は2月いっぱいは常設されています。)

今後の予定は、幾つかのクループ展の出展があり、個展では10月に京都・蔵丘洞で出展いたします。
詳細はまたおってご連絡させていただきます。

現在、私は、自分の絵と平行して、昨年末から京都愛宕山の愛宕神社本殿に掲げられている大絵馬の復元制作もさせていただいています。
江戸時代が始まろうとしている頃、伊達政宗の命で家臣 片倉小十郎重綱が大阪夏の陣の戦勝祈願成就の御礼のため巨大な大絵馬を元和元年(1615)に京都愛宕山の愛宕神社(当時は白雲寺)に奉納されました。一旦火災で焼失してしまいましたが、三代目片倉小十郎下景長によって寛文8(1668)年再奉納され、これが現在も愛宕神社本殿に掲げられています。その後も明治維新までは片倉家が代々大切に補修修復を施されてはいましたが、山の中での環境と、経年による劣化が進み現在その図像もはっきりと見えず、修復は不可能な状況です。今年2015年で最初の奉納から400年となります。そこで今回、困難に打ち勝つ(東北への絆)シンボルとしてこの大絵馬の復元計画プロジェクトが立ち上がりました。幸いにもその当時の写し(もしくは下絵)なるものが、現在の宮城県白石市に残っていましたのでそれを元に平成の新たな大絵馬として今回私に制作のご縁をいただきました。2015年5月5日に平成大絵馬として愛宕神社に奉納予定しています。
「絵馬」は、人の世から、向こうへの手紙。私が培ってきた手仕事で皆様の橋渡しになれるのは本当にありがたいことです。

京都の愛宕さんは火の用心の神さんとして京都の人には説明するまでもなく親しまれていますが、簡単に説明すると京都愛宕神社は全国の愛宕神社の総本山、奥嵯峨野のまた奥にある愛宕山標高約900m山頂に祀られています。参拝には麓から徒歩でおよそ2〜3時間ほどの登山になります。
5月5日以降で愛宕山に登られる際はご覧いただけるかと思います。
さてさて、そんな山の上の神社まで2.5m×3.5mの大絵馬をどのようにして運び上げるのでしょうか???
今後の展開はまたおって……。。。


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制作途中の絵馬の部分
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by kunohan | 2015-02-10 01:11


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